「買っちゃいました」1位はエンスーなのに庶民の味方のあのクルマ! モータージャーナリスト、森口将之がが選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング

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雑誌『エンジン』の大人気企画、「ENGINE HOT 100」。オリンピックイヤーの今年は「新時代のトップランナー」というテーマもプラスして、34人のモータージャーナリストのHOT100委員が「今身銭を切ってでも欲しいクルマ」を選んだ。まずはその委員たちが選んだ2024年の「マイHOT20」を公表する。モータージャーナリストの森口将之さんが選んだいま欲しい20台はこれだ!

やっぱり愛着の持てる道具が好き

昨年ホンダ・スーパーカブとルノー・トゥインゴを買って、手頃なサイズで、いろんな用事に使えて、見て乗って楽しめるモノはあるので、スポーツカーや高級車が気になるだろうと思ったら、そうではありませんでした。やっぱり自分は愛着の持てる道具が好き。よって今年も、日々の移動をデザインや走りで歓びに変えてくれる20台を選びました。

20位 マツダMX-30(PHEV、EV含む)

復活したロータリーエンジンは、2ローターとは違う低い唸りが単気筒好きの自分には刺さった。肩の力が抜けた魂動デザインも個人的に好み。

19位 プジョー3008

デザインは数あるSUVの中でもいまだ個性的。快適性能と運動性能の両立も健在。プラグインハイブリッドはプジョー唯一の4WDになる点もポイント。

18位 テスラ・モデル3

日欧に加えて中韓の電気自動車が出てきても、ミニマリズムの極致と言えるデザイン、モーターらしさを前面に出した加減速は唯一無二の存在だ。

17位 ランドローバー・ディフェンダー(全て)

トラディショナルでヘビーデューティだったオフローダーを、モダンでセンスの良いSUVに蘇らせた技に感心。個人的には短い90のディーゼルを推す。

16位 モーガン・プラス・シックス

木骨まで残したボディに最新のプラットフォームやパワートレインを融合。ヴィンテージ・スタイルをイージードライブで味わうというギャップがいい。

15位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)

ラダーフレームに前後リジッドアクスル、パートタイム4WDという硬派なメカを軽自動車枠内に収め、半世紀以上現役。貴重な1台が身近にある幸せ。

14位 DS 3

パリ生まれのプレミアムブランドでいちばんパリに似合うのは、やっぱりコンパクトなこれだろう。現行型はディーゼルだけだが、それもまたパリっぽい。

13位 シボレー・カマロ(コンバーチブル、SS含む)

現行型が生産終了ということで、ル・マンの激走に感動した昨年に続きランクイン。6.2リッターV8OHVをゆるっと回してさらっと乗り回してみたい。

12位 トヨタ・ランドクルーザー70

デビュー直後の広報車に乗ったことがあるので、40年後の今も現役というのは凄いし、ディーゼルAT3ナンバーというスペックもありがたい。

11位 ジープ・ラングラー(PHEV含む)

80年以上前に戦場のために生まれたというヒストリー。強烈なアイデンティティと骨太感あふれる手応え。やはり他のSUVとは一線を画す存在だと実感。

10位 ルノー・ルーテシア

実用的なハッチバックでありながらスタイリッシュ。しかもF1のノウハウを注ぎ込んだE-TECHはハイブリッドらしからぬ楽しさにあふれている。

9位 マセラティ・ギブリ(全て)

日々の生活の中でイタリアの伝統的な仕立てと走りを味わうにはやはり、後輪駆動のセダンがいい。販売は在庫限りなので決断はお早めに。

8位 プジョー408

日本でも持て余さないサイズでスタイリッシュなフォルムとゆったり過ごせるキャビンを実現し、猫足も堪能できる。ちょうどいいプジョーと呼びたい。

7位 フィアット・ドブロ(マキシ含む)

3兄弟の中でドブロを選んだのは、いちばん素の箱に近い成り立ちだから。どんな色にも染めていけそうな素材感あふれる作りに惹かれる。

6位 フィアット500e(オープン含む)

電気自動車らしいモダンさと、500らしい明るさや楽しさが高度に両立している。イタリアンデザインの底力を見せつけられた思いがした。

5位 シトロエンC4(E含む)

C4カクタスとGSをミックスさせたようなカタチは、この2台を乗り継いだ身だけに刺さる。金属バネをベースにハイドロ風味を効かせた足も美味。

4位 アルピーヌA110(全て)

日本でのデビューから6年たってもまったく色褪せず。手頃なサイズで美しさと楽しさをここまで高度に兼ね備えたのは、奇跡と言いたくなる。

3位 ボルボEX30

ボルボらしさと電気自動車らしさを、グリルレスの顔などでうまく両立しているし、インテリアもサウンドバーを採用してドア・スピーカーをなくすなど、北欧デザインのセンスに感心。穏やかな走りもブランド・イメージをうまく表現している。

2位 シトロエンC5X(ハイブリッド含む)

かつてのフラッグシップCXを思わせるフォルムに、ハイドロニューマチックの現代版プログレッシブ・ハイドローリック・クッションの組み合わせ。自分のまわりのシトロエン好きが何人も愛車に迎え入れていることこそ、本物の証明だ。

1位  ルノー・トゥインゴ

オーナーになったのに1位に挙げたのは、普通のスモールカーなのにリア・エンジン独特の走りが味わえるという、新車では唯一無二の存在であることを、日々の生活で堪能しているから。エンスーなのに庶民の味方でもある貴重な存在と再確認。

(ENGINE2024年9・10月号)

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